ウエストサイズ調節機能や、スタイルよく見せるデザイン、カッティングなど、お腹が大きくなっても素敵に着られるように設計。サイズ展開が豊富。
妊娠や授乳中の限られた期間で、活躍頻度の低いものを購入するのはもったいない。
お腹が目立たない時期には幅広いデザインから好みのものを選べる。購入の場合はマタニティドレスより長い期間着られる。
デザインによっては、お腹が出ている分着丈があがってしまう。体型の変化を考慮していないので、着心地はマタニティドレスに劣る場合も。
体調は不安定。つわりのピーク時期
ママの体では妊娠を維持するhcgというホルモンが大量に分泌され、つわりは8~9週をピークに11~12週頃まで続きます。赤ちゃんには母体に蓄えられた栄養で十分なので、無理に口にしようとせず、食べられそうなものだけ食べましょう。
一般のパーティードレスの中から、普段通りのサイズで選んでも問題ありません。ただ、つわりの症状があり体調が安定しない時期なので、お腹まわりに締め付けのないゆったりしたライン、ストレッチの効く生地などがおすすめ。また、ヒール靴も厳禁です。マタニティ用の下着などでお腹を冷やさないように気を付けましょう。
下腹部にハリがでてほんのり膨らみ始める
赤ちゃんに栄養を運ぶ胎盤が完成し、安定期に入ります。つわりが終わり食欲もわきますが、この時期に体重を増やし過ぎないように、体重管理には気を付けたいところ。医師の許可がでれば、適度な運動もおすすめです。
お腹の膨らみによってはマタニティドレスより、一般のパーティドレスの方が体型に合う可能性も。
体温が高めになり汗もかきやすくなるため、ノースリーブドレスにショールを羽織るなど、体温調節しやすいコーディネートがおすすめです。ウエストや胸のサイズがどんどん変わってくる時期なのでドレスサイズにも気を付けましょう。ウエストに絞りがないAラインやセットアップのパンツドレスもお腹が目立ちにくいのでおすすめです。
下腹部のぽっこりした膨らみが目立ち始める
お腹以外にも腰まわりやバストなど、体全体がふっくらしてきます。子宮が大きくなった影響で下半身の血行が悪くなり、足がつったり、こむら返りが起こりやすくなることも。適度な運動やマッサージで血行をよくしましょう。
赤ちゃんがぐんぐん成長するので、お腹のサイズも日に日に大きくなります。
それでもパーティドレスから好きなデザインを楽しみたい方は、いつもより1サイズ大きいものも検討に入れましょう。腹囲以外に胸囲の変化が大きいため、バストサイズのチェックを忘れずに。
フレアシルエットで締め付けのないものや、サイズの調節がしやすいウエストリボンのデザインでもこの時期なら可愛く着られます。
「お腹の膨らみを目立たせたくない」という方にはマタニティドレスがおすすめ。スタイルよく見えるようデザインされたものがたくさんあります。
体調は安定しますが、肌が敏感になる時期でもあるので、チュールや刺繍が直接肌に触れるものなどは避け、刺激の少ない生地を選びましょう。
胸の下から下腹部までお腹全体が大きく
赤ちゃんのサイズだけでなく羊水も増え、お腹のサイズが目に見えて大きくなります。大きいお腹を支えるため腰や背中への負担がかかり、痛みがでることも。子宮が他の臓器を圧迫することで胃もたれや便秘などが起こります。
一般のパーティドレスの中でも、絞りがゴムなどサイズ調節が効きやすいものでないと苦しくなる可能性も。お腹に生地がとられるため一般のパーティドレスから選ぶ場合は、1サイズ上の着丈が長いものを選ぶと良いでしょう。
マタニティ専用のドレスなら、お腹が大きい人が着ても前身頃の裾があがらないようにデザインされているので安心です。
トレンドを取り入れたマタニティドレスもたくさんあり、サイズも揃っています。
お腹がぐんぐん前にせり出す
お腹の上の方まで丸く盛り上がった膨らみになります。胃など子宮まわりの臓器が圧迫されるため、小食になったり胃もたれが起きやすい時期です。体内の血液量が増えることでむくみやすく、急な動きをすると動悸や息切れも出始めます。汗を拭くハンカチやもしもの時のために母子手帳、生理用ナプキンなど持ち歩きましょう。
式で座っている間も苦しくないか、疲れにくくないかがマタニティドレスを選ぶポイントに。着替えやトイレのことも考えると裾に広がりのあるAラインシルエットや、前身頃にタックを入れて生地を多く取り入れたデザインが便利です。
とにかく圧迫しない、着心地の良さを重視したドレス選びにしましょう。
メリハリが欲しい場合は、胸下切替(ゴム)がおすすめ。ウエスト切替よりお腹まわりがゆったりしています。特にバイカラーデザインは、引き締め効果が期待でき人気です。むくみもあるので、靴のサイズにも注意が必要です。
お腹がパンパンに膨らみ、常に息苦しい状態に
お腹のはりが頻繁に起こる時期。横になっても治らない場合は産院へ受診しましょう。お腹の膨らみで足元が見えにくくなるため、階段の上り下りなど日常生活にも注意が必要です。9ヶ月に入ると動悸・息切れやむくみも頻繁におこり、歩くのも一苦労する状態なので、大事をとって出席しない、という判断も必要です。出産に向けた入院準備や出産後の準備にあてても良いですね。
親族など近しい方の結婚式に出席する場合は、着丈が長めのマタニティドレスがおすすめ。シルエットはもちろんのこと、素材もとにかく着心地の良さを重視したマタニティドレスを選びましょう。
胃もたれがひどい場合は食べられそうなものを少量だけ取り入れて他を残す、尿漏れがある場合は生理用ナプキンを活用する、などの工夫も大切です。
もしもの時のために母子手帳の持参も忘れずに。
臨月(10ヶ月目)に入ると、赤ちゃんの頭が下へ下がるので臓器の圧迫や息苦しさは軽減しますが、その時期には出産準備を万全にし、適度な運動を取り入れつつ安静に過ごしましょう。
腹囲とウエストは、妊娠前と比較して妊娠10ヶ月までに
約20cm増加すると言われています。
マタニティドレスを選ぶ際は、
結婚式出席日の約10日ほど前がおすすめ。
体調の変化やサイズを把握できる段階で選びましょう。