シーン別 コーディネートマナー
BLACK FORMALRENTAL
ハレの日も、急な訃報にも、
大切な人への気持ちを伝えるフォーマル服。
それぞれのシーンに相応しい服装マナーと
おすすめのブラックフォーマル服をご紹介します。
結婚式
光沢が上品な華やかさ
大人のゲストスタイル
シャンタン素材のワンピースとジャケットのセットは、慶事専用のブラックフォーマルです。品格ある黒が、ジャケットのラウンドやフレアラインワンピースの女性らしさを引き立てます。
ショート丈のねじりパールネックレス、ブルーグレーのコサージュ、ビジュークラッチ、シルバーパンプスなど華やかなシルバー系の小物と合わせ、慶事に相応しいスタイルに。
黒を引き立てる華やか小物がおすすめ
- ベージュストッキングは必須
- パールアクセサリーはデザイン性のあるものに
- バッグや靴はベージュ、ゴールド、シルバーが◎
- コサージュやブローチでより華やかなスタイルに
卒園式・卒業式
クールに仕上げる
カラーレスのVライン
シフォン袖と千鳥柄の切り替えが素敵なワンピースにカラーレスジャケットを羽織り、スタイリッシュな大人の着こなしに。
アクセントパールに加え、ベージュ系のオーガンジーコサージュ、サテンクラッチで軽やかさをプラスすれば、厳かな式典にぴったりなハレの日コーデの完成です。
春に似合う軽やか素材・カラーの小物が◎
- ベージュストッキングは必須
- 華奢なロングパールネックレスやゴールド、
シルバー素材のアクセも好相性 - ホワイト、ベージュ系の小物を品よくとり入れる
- 透け感や光沢のある小物は季節感を演出できる
- つま先やかかとの露出のないパンプスがベター
葬儀・通夜
落ち着きあるデザイン
定番の中にもこだわりを
ノーカラージャケットとワンピースの組み合わせは、ブラックフォーマル定番のデザイン。異素材のふちどりやツーピース風のワンピースデザインなど、細やかな配慮ある工夫で、上品さと着心地の良さ、スタイルアップを兼ね備えた一着です。
光沢を抑えた黒小物と一粒パールイヤリング、一連パールネックレスで配慮ある服装に。
光沢を抑えた小物が◎
- 黒ストッキングは必須(タイツはNG)
- 靴やバッグ、袱紗は光沢を抑えた黒に統一
- 袱紗は黒のほか、紫も可
- アクセサリーは一粒パールイヤリングと
一連パールネックレスに - ヘアメイクは華美にならないよう配慮
Q1. 慶事と弔事、どちらの方がマナーが大事?
どちらも大事ですが、マナーが重要視されるのは弔事の方です。失礼があってはいけない場ですので、慶弔両用のブラックフォーマルも弔事に対応可能なカラーとデザインで作られています。
そのため慶事で使用する際には、小物で華やかにドレスアップするようコーディネートには配慮しましょう。
Q2. 慶事の場合、ブラックフォーマル以外でおすすめの服装は?
結婚式に参列する際は、華やかなパーティードレスが一般的です。かっちりしたスタイルがお好みの方は、ドレスにジャケットを羽織るコーディネートやダークカラーのパンツドレスもおすすめです。
CONTENTS MORE親族のお呼ばれ結婚式ドレス
卒園・卒業式、入園・入学式に参加する場合は、セレモニースーツも人気です。ブラックのほか、ネイビーやグレー、ツイードのカラーミックスなど落ちついたカラーも豊富ですので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
CONTENTS MORE入卒セレモニースーツ
Q3. 喪服とブラックフォーマルの違いは?
礼服(フォーマル服)は、「カラーフォーマル」と「ブラックフォーマル」の二種類に分かれます。本来はカラーフォーマルが結婚式などの慶事で使用する礼服、ブラックフォーマルが葬儀のような弔事で使用する礼服としており「ブラックフォーマル=喪服」と言えました。
しかし慶事のフォーマル服の多様化やブラックフォーマルの慶弔両用が多く出回るようになったため、現在のブラックフォーマルは黒い礼服の総称となり、その中に喪服も含まれるといった分類になります。
ブラックフォーマルが慶弔の両方で使用できる場合があるのに対し、喪服は弔事に特化した礼服を指します。
喪服はより光沢のない漆黒カラーと露出や装飾が少ないデザインが特徴で、弔事で使用する服装の中でもフォーマル度の高い服装と言えるため、故人の親族にも相応しい服装です。
ブラックフォーマルは、光沢のないものであれば弔問客がお通夜や葬儀でも使用できる準礼服(デザインや素材によっては略礼服)に該当します。慶弔両用といっても基本は弔事で使用できるデザインで作られているため、そのまま着るだけで弔事の場にそぐう服装になります。
Q4. 急な訃報でマナーに合う服装は揃えられる?
例えば会社帰りに通夜に出向く場合、スーツや仕事着であれば、ブラックに限らずダークグレーやダークネイビーでもかまいません。ブラックスーツが準礼服とするなら、これらは平服にあたります。ただし、できるだけ全身ダークめの控えめな服装に近づけるよう配慮が必要です。インナーが白の場合はダークグレーや黒のものに着替え、ストッキングも黒に変えます。最近はファストファッションやコンビニもありますので、その辺りは揃え易いでしょう。家から向かう場合でも、黒もしくはダークグレーのワンピースに黒ストッキングがおすすめです。
数珠や袱紗はなくてもマナー違反にはなりません。香典は、白か黒の無地ハンカチに包むなどしましょう。
通夜や葬儀が翌日以降の場合はレンタルを活用することをおすすめします。服だけでなく、バッグや数珠、袱紗も一式で揃えられるので便利です。
レンタルCariru BLACK FORMAL
CONTENTS MORE葬儀の持ち物リスト
Q5. 葬儀の流れがわからない
正確には、看取り、納棺、お通夜、葬儀、告別式、火葬、納骨までの一連の儀式のことを葬儀と呼びます。 親族以外であれば、お通夜かその翌日におこなれる葬儀・告別式に弔問客として参加をするのが一般的です。
- [お通夜の流れ] 開式、僧侶の読経、焼香、僧侶の法話、喪主の挨拶、閉式、会食
- [葬儀・告別式の流れ] 開式、僧侶の読経、焼香、お別れの儀、出棺
- お別れの儀では、御棺に思い出の品や別れ花を入れ、火葬場への出棺を見送ります。
通夜の流れ・葬儀の流れ
Q6. お悔みの言葉、なんて声を掛けたら良い?
- お悔みの言葉とは、葬儀やお通夜の受付で香典を渡す際や親族の方と対面した際に用いる言葉です。
- 「このたびはご愁傷様です」
- 「心からお悔やみ申し上げます」
- 「ご冥福をお祈りいたします(※仏式葬儀のみ)」
親族との面識がある方の場合は、こうしたお悔やみ言葉をお伝えした後に、「どうかお気をしっかりお持ちくださいね」のような労いの言葉を添えるとよいでしょう。
お悔みの言葉事例
Q7. 香典の金額、包む際のマナーは?
職場や取引先関係、社員の家族、友人やその家族、ご近所に対して、香典を包む金額は5,000円が一般的です。
ご祝儀の場合は新札を包むことがマナーですが、香典で新札は使用しません。香典の上部中央には「御霊前」、下部中央には自身の名前を書きます。この時薄墨の筆ペンを使用しますが、中袋の金額や住所氏名は黒ペンで書きましょう。
香典の書き方